第2回 入賞
自然になじむ家
周囲の自然と一体になった 時間がゆったり流れる家
白い壁に映える木の素材感が、ナチュラルな印象の外観デザイン。周辺に広がる田園風景とも違和感なく調和しているこちらの住まいは、建物の見た目からも「自然になじむ家」という家づくりのテーマを垣間見ることができます。こちらでは、構造材に奈良県産の良質な吉野杉・桧が使われ、その加工にも手刻み・墨付けなどの、日本の家づくりにおける伝統的技法が使われています。日本伝統の職人技が光っているのは屋内も同様で、吉野杉の床や天井、手漉きの和紙に、漆喰塗りや聚楽塗りの壁など、随所が品格に溢れたデザインに仕上げられています。
吹き抜けかつ勾配天井になったリビングは、明るくて開放的。ウッドデッキへと続く大きな窓からは、障子越しにやわらかい陽の光が入り、また高い位置の窓から空を望むこともできます。ただそこに居るだけでも、自然と心が和んでくる空間です。
周遊動線になったキッチンには、シンクが2カ所。収納スペースもたっぷりと用意され、料理好きの奥様にとって便利で快適な場所になりました。そのほか、使い勝手や居心地の良さの工夫はあちこちに。プライベートとパブリックが分けられた設計・間取りで、家族でくつろぐのにも、お客様を迎えるのにも、心地よさが詰まった住まいになっています。
設計業者 | 株式会社 建築工房en |
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施工業者 | 株式会社 建築工房en |
奈良県産材納材業者 | 阪口製材所 |