第3回 優秀賞
西宮夙川の住宅
奈良県産材を活用するための工夫や技術
外壁には吉野杉の赤身と白太が混ざった一等~上小節に吉野桧の伐採枝で埋木したものを使用。色の差や節の有無が気にならず、むしろ味わいとなるように、厚みや巾を変えてランダムに張っています。
奈良県産材と他の素材が調和したデザイン
杉板表面に塗布した木材防護保持剤には、天然成分のみで作られている材料を採用しました。土壌・水質汚染のおそれがなく、年月を重ねるほどに風合いのある落ち着いた表情に変わっていきます。
快適さなど住まい手に配慮した機能性や間取り
建物の中央に耐震要素を集約したコアウォールを配し、耐力壁がない自由で広がりのある平面を実現した。狭小でありながら多様な場が生まれ、まるで木登りをするリスのような体験ができる住宅です。
設計業者 | 加地則之+織戸建築計画 |
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施工業者 | 株式会社北原工務店 |
奈良県産材納材業者 | 吉野中央木材株式会社 |